「三軌会」会員になって
小生、写真の撮影を趣味として、毎年フォトカレンダーを作成していましたが、2007年(平成19年)に検事を退職した後、先輩検事の奥様から、奥さまが会員になっておられる三軌展への出展のお誘いがあり、腕試しに、応募してみようと思いました。三軌展とは、入選作品が、毎年5月に、東京の六本木にある新国立美術館に展示され、その後全国に巡回展示されるもので、全国的美術写真団体である三軌会が主催している絵画、彫刻、工芸、写真の展覧会のことです。
2008年(平成20年)度第60回三軌展に初めて応募しました。ところが、初回と2回目は10枚ほど自信のある作品を応募しましたが、全く相手にしてもらえず、全て落選しました。これはいかんと思い、3回目からは厳選した5枚ぐらいの作品を出すことにしました。すると3回目である2010年(平成22年)の第62回展で、ネパールへ行った時に撮影した現地の少女が藁山の上で踊っている「飛躍」という作品が初めて入選しました。
その後、アルプスやスペイン、フランスなどへ行った際に撮影した作品を毎年続けて応募しましたところ、第63回、第64回、第65回、第66回と、5年連続で、一般として入選し、毎年、新国立美術館の壁に展示され、5月に、東京へ作品を見に行きました。当時、子供たち3人がいずれも東京に住んでいましたことから、東京へ作品を見に行った際は、いつも孫5人を含め全員が集合し、六本木付近のレストランで家族ランチを楽しむことが恒例になっていました。
そして連続5回入選できたことから、第66回に、晴れて、三軌会の「会友」に推挙され、三軌会会友となり、毎年出展作が展示されることになりました。
その後、第67回からも、スイス、イタリア、チベット、ロンドン、ハワイなど、いろいろな所へ旅行した際に撮影した作品を、会友として応募し、作品が展示されました。
そして、2022年(令和4年)度第73回三軌展に、雪が積もった「琵琶湖の初日の出」の写真を応募したところ、これが評価され、「奨励賞」を頂き、思わぬ「会員」に推挙されました。応募を始めてから、実に13年経過していました。
人間、同じことを長く続けていれば、必ずいいことがあるとの言い伝えの典型であると思います。
これまでの皆様のご支援を感謝しています。
今回は、三軌会会員としての始めての出展でした。
過去の入選作は、次の通りです。
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